価値観の違いを期待したならば、期待し続よう
人は相手に何を求めているのだろう
自分自身を愛して許せていない時
人は相手から
何かを埋めてもらおうとする思考が働く
埋めてもらうことや
自分を変えてもらえると
期待をする
この人となら、違う人生が送れるかも・・
思考が幻想する
相手が違う価値観であることが刺激に感じ
生きている世界が違うと幻想し
自分の人生までもが変わるという幻想を抱く
相手に変えてもらう
という期待がある事実
顕在意識ではそうは認識しておらず
自覚はしにくいかもしれません。
相手に違う価値観を求めて
その人の価値観を知り、新しいものの見方
新しい視点にワクワクして
この人ならば、違う私を引き出してくれるかも・・・
そういった期待。
違う価値観によって、自分の人生が変わる
違う価値観が、自分の人生を変えてくれるかも
そう期待したならば
その時に感じた、信じた自分の思考を
信じきろう
人はとても身勝手なもので
便利な思考を持つ
自分が信じたこと
期待したことを忘れることもできる
違う価値観によって、自分の人生が変わる違う価値観が、自分の人生を変えてくれるかも
そう思ったのに
そして結婚したのに
結婚という
日常を暮らし始めると
人間は忘れることもできる生き物
相手の価値観の違いを求めて期待していたのに
生活の中に、
その価値観の違いが浮き彫りになってくると
人は不快感を感じる
相手と違う価値観が、ストレスになる
違う価値観によって、自分の人生が変わる違う価値観が、自分の人生を変えてくれるかも
そう期待して相手に惹かれて好きになって
相手を信じて、相手を受け入れようと選んだのに
人間は忘れてしまう。
そういう相手を選んだのに・・・
自分にだけ意識を向けることで
相手の良い部分として見ていた
違う価値観を不快に感じるようになり
その価値観の違いを求めていたのに
自分との違う価値観を否定して
自分の価値観に合わせようとする思考が働く
矛盾・・・
人間の思考は便利で矛盾を作り出す
相手の価値観を求めて期待して
相手の価値観を取り入れようとして
相手を選んだのに
相手が自分と一体化した感覚を幻想し
相手を自分の価値観に合わせようとしてしまう
相手との分離がされないことで
価値観を一致させようとしてしまう。
相手と個であるから
相手との違いを選び
相手と違う価値観が
自分を変えると期待したのに
自分が変わろうとしていたことさえも忘れてしまう
それが人間の矛盾する思考
自分が変わりたくて
自分が変わろうとして
違う価値観を持つ相手を選んだこと
忘れてしまう
自分が変わりたかったことを
忘れるのは
相手と想いが通じ合ったことで
満たされたという幻想を感じてしまうから
満たされたという幻想によって
自分が変わりたかったという事実を
忘れてしまうのだ。
ここに気づけない時
二人の間には価値観の違いということが
問題として浮上する
そして、
自分自身が価値観の違う相手を選んだという理由を
忘れていることを、思い出さない限り
この関係は修復することは難しく
価値観の違いによる離婚・別れという道を選ぶ
これが人間関係のトリックかもしれない。
自分がどんな相手を選び
自分がどんな目的を持って結婚を選び
自分がどんな思考パターンを持っているかを
知ること
それが自分が陥りやすい思考の幻想に気づくきっかけになる。
気づきは絡み合うから
そして、
相手を悪にしたり、離婚を悪にしている時
気づきはそこにはない。
自分の内側にしか答えはないのだから。